業務で使用するツールは、7:2:1でSketch:イラレ:フォトショです。
そんな私(@y8vj3)ですが、Affinity Designerをおすすめされて速攻で買ってしまいました。
今回は使ってみた感想と、好きなところをかいつまんでご紹介。
Contents
Affinity Designerを使ってみた初感
おすすめされた一つの理由に、めっちゃ立ち上がり早い&動作もサクサクっていうのがありました。
確かにiMacとかで使うと結構早い!!なかなかに良い。
ただ私のMacBook Pro(13-inch, Mid 2012)、5年目のマシンだとそこまで恩恵感じられず…
Sketchと同じくらいかなー。でもこのPCだとAdobe系は、かなりきついのでAffinity系は有用そう。
Affinity Designerの好きなところ
買い切り!しかも安い
現在なんと¥6,000で購入できます。Sketchより安いィ…。無料試用版もあるので一度試してみるといいかと思います。
ちなみにIllustrator CCを単体で使用するとなると、月2,160円。お財布に優しいAffinityです。
デフォルトの図形が多い
比較対象にIllustrator CC 2017を挙げてみます。
吹き出し・歯車・ハートなど、イラレでは一手間かかる図形が用意されています。さらにそれぞれの図形の調整もかなり直感的で使いやすいので、図形ツールのためだけにAffinity Designerを立ち上げることもあります。
適当に図形をいじいじしましたのでご覧ください。
グリッドが素晴らしい
[表示]>[グリッドおよび軸マネージャー]を開くと、細かくグリッドをいじることができます。
[自動グリッドの使用]のチェックを外すと、画像ようなグリッドタイプが選択できます。
等角投影グリッド
様々なグリッドタイプの中から等角投影グリッドを紹介します。
こんな感じのグリッド。グリッドにスナップが効くようにすると、ぽちぽちペンツールでアンカー打つだけでイラストが描けます。
この等角投影グリッドを使って、イラストを描きました〜。(普通は等角投影グリッドを使うといいと思います。なぜか私は2:1等角投影グリッドを使ってしまいました。笑)
「アイソメトリック イラスト」とかで検索すると、うじゃうじゃ参考イラスト出てきます。よく見かけるやつです。
こういうイラスト。(好き〜!)
イラレだったら、シアー使ったり等角投影グリッドのファイルをDLしてきたりするっぽい。ちょっと手間かかりますよね。
色塗りもシームレス
Affinity Designerには、描画ペルソナ・ピクセルペルソナというモードが存在します。
描画ペルソナはベクトルを扱い、ピクセルペルソナはピクセルを扱います。名前そのままです。
例えば、描画ペルソナでペンツールでイラストを描き、ピクセルペルソナでブラシで色塗りをする、なんて使い方ができます。
先ほどのグリッドを使用したイラストを、ピクセルペルソナに切り替えて色塗りしました。
ちょっとテクスチャ感のあるブラシを使いました。
イラレでパス引いて、フォトショで色塗って…みたいな激重な作業が、楽チンになります。
マスクは慣れたら使いやすい
Affinity Designerのマスクは、こんな感じで使います。(ピンクで囲ったレイヤーのとこ見てください)
マスクをかけたいオブジェクトを、レイヤーに入れ子にします。
ピクセルペルソナを使う時に結構活用できるかなと思います。
こんな感じで、パスのレイヤーに入れ子でピクセルのレイヤーを入れます。
結構複雑なイラストの時など、使いやすそうな気がします。
シンボル機能
AdobeやSketchにも搭載されているシンボル機能。UIデザインという観点からみると、ダントツでSketchが使いやすいです。
ただYouTubeで面白い動画を見つけたので、Affinity Designerのシンボル機能を使ってマンダラを書いてみた。
適当に書いてもそれっぽくなって楽しい!
こちらの動画参考にしましたので、ぜひ一度お試しあれー!
How to Draw a Mandala: Affinity Designer Tutorial
(あんまり好きじゃないところ)
選択解除のアニメーション
かなり丁寧(?)なアニメーションがついています。フワァァァァって感じです。
ここの設定が変えられるようでしたらご一報ください。
(ちなみにこのアニメーションがかかる時・かからない時がある…違いがわからない…)
オブジェクトを全部覆わないと選択できない
イラレやSketchでは、ドラッグした範囲内にあるすべてのオブジェクトが選択されます。
しかし、Affinity Designerではドラッグした範囲内にオブジェクト全体が収まっていないと選択できません。
これは地味に不便。
ただうまく使えると、すごい便利に感じる時も。(いやでもやっぱ慣れない..)
(2017/9/30 追記)
コメントにて、設定で変更できることを教えていただきました!!
この[選択マーキーと交差するオブジェクトを選択する]にチェックを入れると、選択範囲にかかっていれば選択可能になりました!
デフォルトでオンにしてくれればいいのに..
フォントサイズの変更など10ごとに変更できない
Shiftを押しながらだと、フォントサイズなどを10ごとに変更できたりしますよね。
なぜかそれができないAffinity Designer。
まとめ
私が思いつくようなことは大体イラレを使うと再現できます。が、Affinity Designerでは叶わないこともしばしば。
かゆいとこに手が届かないみたいなことが多々あるように感じました。
あと慣れるまで、使いづらいツールがちらほら…
メインで業務で使うには物足りなさ。それに印刷物などはやはりAdobe系に偏っちゃうかなと思います。
しかしAdobe系に毎月お金払うの迷うな…って人には是非お勧めしたいです。
私はAffinity Photoは購入していませんが、Photoshopの代替ソフト探している方にはこちらがお勧め。
Youtubeなどで利用例がたくさん見られるので、是非気になっている方は見てみてください!
結論、適材適所!
Comments
選択は、慣れない感じですが、設定で少しでもかかってると選択するように変更できますよ。設定のパネル?からです
なんと!めちゃくちゃ有益な情報ありがとうございます!
早速設定変えました…!
ブログも追記します😆
現行バージョンはシンボル使ってもSVGでは個別のパスワークにされてしまうのが惜しいと思います。
[…] Affinity Designer を買ったよ!使用感と好きなところ紹介。| burilog […]
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選択は解除のアニメーションは、スナップの対象候補の表示じゃないかと思います。
スナップマネージャーから、候補をすべてのレイヤにすると出なくなりますよ。
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